オンライン学習オープンテクノロジーコンソーシアム (CotoLearn) 設立趣意書
コミュニティの名称
和名 | オンライン学習オープンテクノロジーコンソーシアム |
英名 | Consortium for Open Technologies for Online Learning |
略称 | CotoLearn |
概要
CotoLearnは,教育の平等性と多様性を実現することを目指し,オープンテクノロジーを通じて,だれもがアクセス可能な高品質な教育の普及に努めます。
私たちは,多様な背景を持つすべての人々が,自己の学びを深め,可能性を最大限に引き出す環境の創出を目指しています。
背景
現代社会は,情報化とグローバル化によって絶えず急速な変化にさらされています。このため,現代社会では,知識とスキルが絶えず更新される必要があります。
しかし,既存の教育システムは,このような速やかな変化に柔軟に対応することが難しいのが実状であり,従来の学校教育だけでは,社会の多様な要求に応え,人々のニーズを満たすことが困難になっているのです。教育システムの枠を超えた新しい学びのあり方が求められています。
設立の目的
CotoLearnは,現代社会の多様な学びに対応することのできる,教育の平等性と多様性の実現する革新的な教育モデルの創造と,従来の学校教育に依存しない高品質な学びの体験を提供したいと考えています。これを達成するために,オープンテクノロジー,オープンソースソフトウェア(OSS),オープン教育リソース(OER)を積極的に活用します。
OSSとOERによる支援の具体化
- OSSによる教育プラットフォームの提供: 学びのために必要な学習管理システムやコラボレーションツールなど,教育に必要なソフトウェアをオープンソースで提供します。これにより,人々が学ぶための効果的な教育環境を構築することができます。
- OERによる柔軟な教育コンテンツの提供: 高品質な教材,教育プログラム,カリキュラムをオープンアクセスで提供します。これにより,教育ニーズに応じたカスタマイズ可能な教育コンテンツを利用でき,人々は,自分に適した学習コンテンツを選ぶことが出来るようになります。
- 教育コミュニティの構築とサポート: 人々が互いに知識を共有し,学び合うためのオンラインコミュニティを構築します。このプラットフォームを通じて,人々は,個別の疑問を解消し,教育の質を向上させるアイデアを得ることができます。
活動内容
テクノロジーと教育の融合
最新のデジタルツールと教育メソッドを組み合わせ,柔軟で効果的な学習環境を構築します。
個別化された学習プログラム
学習者一人ひとりのニーズに合わせたカスタマイズ可能な教育プランを提供することのできる仕組みを用意します。
コラボレーティブな学習コミュニティ
教育者,学習者,業界専門家が知識を共有し,相互に学び合うためのプラットフォームを提供します。
参加の呼びかけ
私たちは,革新的な教育モデルの創造を目指し,教育のデジタル化とオープンアクセスの進展に貢献できる企業,教育機関,個人を積極的に求めています。
貴方の知識,スキル,情熱が,教育の平等性と多様性の実現に大きな影響を与えることができます。
CotoLearnの最終的な目標は,教育の品質を全世界的に向上させ,学習者がそれぞれの能力と興味に応じた教育を受けられる多様性を持つ教育環境を構築することです。
CotoLearnは,教育の革新を推進し,オープンアクセスの拡大を通じて,社会全体の持続可能な発展に貢献します。
設立発起人一同
設立発起人(五十音順)
京都大学 学術情報メディアセンター/大学院教育学研究科 教授 | 飯吉 透 |
大阪教育大学学長 | 岡本幾子 |
熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構教授 | 喜多敏博 |
北海道大学 情報基盤センター教授 | 重田勝介 |
大阪大学 サイバーメディアセンター講師 | 白井 詩沙香 |
大阪大学 サイバーメディアセンター教授 | 竹村治雄 |
放送大学教授 | 山田恒夫 |
国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター教授 | 山地一禎 |
特定非営利活動法人サイバー・キャンパス・コンソーシアムTIES 理事長 | 柳澤保徳 |